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指さし確認

指さし確認とはその名の通り、安全確認などの目的で対象を指差し、その名称と状態を声に出して確認することを言います。「指差喚呼(しさかんこ)」「指差呼称(しさこしょう)」「指差し唱呼(ゆびさししょうこ)」などとも呼ばれ、その始まりは日本国有鉄道の運転士が行う信号確認の安全動作だと言います。

自分の目で見たものを、腕を伸ばし指で指して、声に出して状態を確認する声を自分の耳で聞く
という一連の動作を、注意すべき物に対して行うことで、ミスの発生確率をグッと引き下げられる事が証明されています。そのため、中央労働災害防止協会では指さし確認を有効な安全対策として推奨し、現在では鉄道関係に留まらず、航空、建築、電力、製造、医療、バスなど多くの業界で広く取り入れられています。

また、ひとりの作業員が行った指さし確認に続き、別の作業員が復唱するのを「喚呼応答(かんこおうとう)」と呼びます。指さし確認の効果を高めるとされていますが、これは復唱する人物も自身で内容を確認しなけらばならず、単に復唱するだけでは意味がありません。

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