SUNPEDIA ~お仕事百科事典~

ワイヤーストリッパー

配線コードを覆っているビニールの絶縁体など、被覆を剥く工具をワイヤートリッパーといいます。また、別に「ケーブルストリッパー」や単に「トリッパー」とも呼ばれることもあります。工具メーカーでは、被覆を剥く対象の名前+ストリッパーという形式で名付けられています

電気の配線用コードは、安全面の配慮によりビニール等の絶縁体で覆われていることが多く、コード自体は多くの細い線が束ねられた状態になっています。特別な工具を使用せず、ハサミやカッターなどで被覆を剥くことは可能ですが、中のコードを誤って切ってしまいやすいため、こうした専用の工具を用いて切開していきます。

細い線の一本や二本切れてしまっても大丈夫では?と思われるかもしれませんが、この線が少しでも減るとその分だけ発熱の危険が高まります。また、切れた本数が多いと端子などにキチンと固定出来ない・ゆるむといった弊害が起こります。
そういった危険を回避するために、専用の工具を使用します。

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