SUNPEDIA ~お仕事百科事典~

メガネレンチ

メガネレンチは、その名の通りハンドルの両端にボルトやナットに適合する口部が設けられている、メガネに似た形状のレンチを指します。英語では「ボックスエンドレンチ」と呼ばれています。これは、最初に製造されたボルトやナットが箱の形状であったことからこのような名称になっています。

メガネレンチは自動車などの機械の点検や整備の際によく使用される工具で、構造的にスパナよりもボルトに力が伝わりやすくなっています。口部は六角と十二角のものがありますが、現在は十二角が主流であり、六角は限られたメーカーでしか製造されていない状態です。

スパナの力を受ける場所は2か所ですが、メガネレンチは4~16か所の接点を持っています。これは六角ボルトと呼ばれる六角の留め具に対応できるよう設計されているもののためです。

メガネレンチには、「ショートメガネレンチ」「ロングメガネレンチ」といった単純に長さの違うものから「ラチェットメガネレンチ」という、動作の方向を一定に定める装置のついたもの、「フレアナットレンチ」という口部に切り込みがあり、パイプをまたいでナットを回すことが出来るもの、「コンビネーションレンチ」という片側がスパナになっているものなど、多岐にわたる種類があります。

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