SUNPEDIA ~お仕事百科事典~

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアのお仕事というと、ネットワークインフラの設計・提案・構築から運用管理まで幅広い業務にあたります。近年、セキュリティに関する意識の高まりを受け、ますます需要が増えている仕事です。

業務内容は、コンピューターを中心とした電子機器のネットワークを「設計」「構築」「保守」「運用」になります。まず予算と希望に応じてシステムの設計をし、(設計)スイッチやルーター、ハブといった機器を選定して配線・設定を行います。(構築)ネットワーク稼働後もトラブルが無いかを常に監視し、何か異常があった場合には迅速にトラブル解決に努めます。(保守・運用)

ネットワークエンジニアのお仕事をはじめるには、一般的にスイッチング、ルーティング、TCP/IPの知識・技術スキルとしてなどが求められます。ネットワークエンジニアの業務領域は多岐にわたり、また、システムエンジニアやサーバエンジニアなどの領域と重複する技術・業務領域もあるので、求められるスキルも変わってきます。また、基本的に他人との接触が多い仕事でもあります。ネットワークシステムの設計・提案では決定権を持つクライアント、構築・保守では各担当部門の設計者やマネージャー、運用ではネットワーク利用部門の方と意見を交換しながら業務を進めるので、コミュニケーション能力は欠かせません。ネットワーク運用や保守の工程において、利用者のトラブルに対応する事も仕事の一つになるので、利用者のトラブル対応時に専門用語を様々な知識レベルの相手に合わせた、説明能力も必要になります。

このように、多くの現場でネットワークエンジニアはインフラエンジニアも兼ねているので経験を重ねるうちにシステムの機材構成から管理運用、設定、性能最適化、障害復旧などのシステム全般に関するスキルが養われます。これによりシステムエンジニアなどへキャリアアップできる可能性もあるといえるでしょう。

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