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ダイカスト

金型に溶かした金属を圧入し、高い寸法精度の鋳造物を効率的に生産するための鋳造方式をダイカストと呼びます。ダイキャストとも呼ばれ、鋳造法のみでなくこの製法による製造物を指すこともあります

古代から行われていた砂型の鋳造法に比べて、ダイカストは比較的新しい鋳造法であり、砂型や石膏型の鋳造は、鋳造品ごとに型を破壊しなければならないのが特徴でした。その後、同じ型で製品を大量に製造できる金型を、と考案されたのがこのダイカスト法です。

亜鉛やアルミニウム、マグネシウムなどの非鉄金属とその合金が素材として使用されており、短時間で大量に精度の高い製品を生成できることから、自動車関連部品に多く使用されてきましたが、近年の技術の発達と合金素材の改良により、通信機器や建築材料、産業機械など急速に需要が広がっています。中でもマグネシウム素材はパソコンや携帯電話に代表される最先端機器に留まらず、事務用品、日用品など身近な雑貨まで用途を広げています。

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