SUNPEDIA ~お仕事百科事典~

カウンターフォークリフト

カウンターフォークリフトとは一般的に前方に爪が2本付いており、荷物が積載されたパレットにそれを差込んで持ち運ぶといった使い方をするフォークリフトを指します。
動力はガソリンやディーゼルなどが主ですが、最近では環境に配慮したLPガス式も普及しています。座って操作をするタイプで、運転操作が車とほぼ同様ですが、舵を取るタイヤが後ろについているため、ハンドルをきると座っている後ろのタイヤがきれて方向転換します。タイヤの色は一般的には黒が多いですが、屋内で使用する際に床面の汚れを避ける目的で、白や緑などのカラータイヤなども用いられています。

爪の部分は用途に合わせてアタッチメントを変更・装着することができ、「回転クランプ」などの種類があります。
「回転クランプ」とは、爪が時計回り・反時計回り両方向に回転するアタッチメントで、対象物を縦向きから横向き、逆さに置き換えることが可能です。爪の幅を広げたりできるものもあります。爪だけに限らず、ロール状の製品を傷つけずに挟み込んで運ぶことのできるロールクランプというものもあります。これは、ロール状に加工された紙製品などの形に合わせたアタッチメントが使用されます。

最大積載荷重が1t以上のフォークリフトを運転する場合、資格取得には、「フォークリフト運転技能講習」の修了が義務づけられています。(なお、最大積載荷重が1t未満のフォークリフトの場合は、事業者による「フォークリフト運転特別教育」の受講が義務づけられていますが、実際に就業する場合は1t以上の免許が求められます。)
取得費用は東海エリアの場合、11時間コースでは19,000円台~30,000円台。31時間コースでは26,000円台~30,000円台後半が相場です。

大体の教習所は土曜日と日曜日の2日間で予定を組んでおり、1日目は座学、2日目は実技で、大体の方は午前中で免許が取得できますが、不得手な方は夕方までかかる場合があります。フォークリフト免許と同時に玉掛けやクレーンの免許を取得しておくと、選べる求人の幅を広げることができます。

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